コラム COLUMN

2024.03.31

地震に強い家を建てよう






みなさんこんにちは!!



管理部の廣沢です🐰








3月も中旬に入り、気温もあたたかくなってきましたね🌸



日々少しずつ、春の訪れを感じています😳



2024年を迎え、3ヶ月の月日が経とうとしています。



1月1日に発生した石川県能登地方を震源とする最大震度7の地震は、



私たちの記憶に新しいと思います。



多くの住宅が倒壊し、日本に大きな影響を及ぼした忘れてはいけない出来事になりましたよね。。



最近ではいろいろなところで地震が頻発しており、ますます備えが重要になってきています。




そこで今回は、住まいの観点から地震に強い家の特徴を見ていきたいと思います!👀




ぜひ最後までご覧ください🌼













まず初めに、地震に強い家の形とは?







家は形によって強度が大きく変わるため、地震に強い家を建てる際に重要なポイントの1つです!



地震に強い家の形はシンプルな四角形です。



家を上から見た際に正方形や長方形などの整った形は地震に強いと言われています💡



四角形の場合、家を囲んでいる6つの面が一体となり全体で支えるため、



力が分散されやすく倒壊しにくくなります。



また同じ四角形でも、正方形に近い方が壁を支える力が均等になりやすいため、地震に強くなります!



一方で地震に弱い家は複雑な形状をしています。



例えば上から見た際に、



L字型やコの字型、または壁に凹凸が多い家は比較的地震の影響を受けやすい形といえます。



一部の壁・柱に均等に歪みが集中してしまい、局所的に破壊が起きてしまう可能性があります。



これらは耐震補強をするなどして対応しましょう💦



地震に強い家を見分けるためには上から見た際の形状に注目するといいかもしれませんね😌














地震に強い家にする3つの構造







1.耐震構造


耐震構造とは、建物自体を強化して地震の揺れに耐えられるようにする構造です💡



柱や梁と壁や床を補強材などでしっかり固定し、耐久性を高めます。


このあとご紹介する2つの構造に比べ低コストで済むため、



最も一般的な地震対策として新築や改修工事の際に採用されることが多いです✨








2.制震構造



制震構造は地震が起こった際に建物の揺れを吸収する構造です💡



壁の内部にダンパーと呼ばれる振動軽減装置を設置することで揺れを抑制します。



地震の際に生じる揺れや歪みをダンパーが吸収することで、



建物の損傷を抑え、倒壊するリスクも軽減します。



また実際の地震より揺れが弱く感じるため、安心して過ごせるでしょう。



制震構造は主に低層階マンションに採用されることが多い構造ですが、



近年では戸建住宅に設置するケースも増加しています。







3.免震構造



免震構造は、建物と地面の間に免振装置を備える構造です。



免振装置は建物を支える役割があり、地震の際は建物をゆっくりと移動させる「アイソレータ」と



地震が収まってから元の位置に戻すための「ダンパー」を使用します。



地震の揺れを和らげるため、地盤と建物を分離することで、



建物自体に負荷がかからず、地震による被害を最小限にできます!



耐震構造や制震構造に比べコストは上がりますが、



最も地震の揺れに対し効果が高いことから、近年では新築のマンションに広く採用されてます。













地震に強い家を判断する基準








●地震に強い地盤かどうか



地盤が強い場所は、大きな揺れが起こっても安定しているため、建物に影響が少ないとされています。



家が頑丈でも土台となる地盤がしっかりしていないと地震の際に家が沈む可能性もあります。



そのため、地盤調査で土地の強さを図る工程は必須です。



調査の結果、問題のあった場合は地盤改良工事を行う必要があります。



土地の状態によって工事の方法や費用が大きく変わるため、



購入前に付近の地盤状況などの下調べは設計段階で依頼しておきましょう。








●シンプルな設計



平面形状がシンプルな設計の家は地震に強いです。



平家は地震に強いと言われていますが、間取りがシンプルという点に加え、



高さが低いことも理由の1つになっています。



また、1階と2階の間取りが同じか似たつくりの方が壁の位置が上下階で揃うため、



地震の揺れを均等に伝えることができ、建物の強度が高くなります。















耐震等級はどのくらいか






耐震等級とは建物が地震に対して、どの程度の強度があるかを表す指標です。



耐震等級は1~3に分類され、耐震強度が高いほど等級の数字は大きくなります。



この耐震等級は2000年に施工された「住宅の品質確保促進等に関する法律」によって定められました。













耐震等級1



建築基準法で定められた、最低限の耐震性能(新耐震基準)をクリアする建物です。



震度6強~7程度に相当する地震が起きても構造的な被害を受けない強度を持っています。



しかし、地震が去った後に建て替えや大幅な修繕が必要になる可能性は高いと認識しましょう。



戸建や住宅などは耐震等級1に当てはまることが多いです。










耐震等級2



耐震等級1の1.25倍の耐震性がある建物です。



一般的な住宅の場合、耐震等級2以上が「長期優良住宅」として認定されます。



また、病院や学校など公共性の高い施設はこちらに当てはまります。



災害時の避難場所として指定される公民館などの公共施設は耐震等級2以上が必須です。










耐震等級3



耐震等級1の1.5倍の耐震性がある、最高等級の建物です。



非常に強い地震の揺れでもダメージは少ないとされています。



災害復興の拠点となる消防署や警察署の多くは最高等級である耐震等級3で建設されています。



強い地震が続いても安全に生活を送りたいと考えるなら、




最高等級にあたる耐震等級3を検討しても良いでしょう。

















ここまでで地震に強い家の特徴をご紹介しましたがいかがでしたか?



現在日本では多くの地震災害の影響を受け、家の耐震性の注目度は上がっています。



また、地震調査委員会の調べによると首都直下型地震や南海トラフは今後30年間のうち、



約70~80%の確率で発生すると予想されています。



家の耐震性を考えることはもちろん、今から地震に備えておくべきだと思います。



自分や大切な人を守れるよう緊急時の対応などしっかり話し合っておくことも大切ですね✨



今回も最後までご覧いただきありがとうございました!



次回もお楽しみに~👋🏻